Tracy G期のDIOの重さは、音を単に低く大きくしたというより、ギターの質感をざらつかせ、リフを暗く不穏にしたところにあります。『STRANGE HIGHWAYS』では、そのモダンで荒いギターがロニーの劇的な歌とぶつかり、初期の華やかな様式美とは違う緊張感を生んでいました。
当時の誌面では、『STRANGE HIGHWAYS』のモダンなヘヴィネスはロニーの意図であり、Tracy Gのヘヴィなプレイがその方向性を形にしたと捉えられています。次作『ANGRY MACHINES』ではロニーがよりメロディアスな方向を望んだことも語られ、この時期のDIOが模索の中にあったことがうかがえます。
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回答の根拠 1件
参照資料
- BURRN! 1996年10月号・Tracy Gのギターと90年代DIOのヘヴィな方向性
確度: 高
注意点
音の「重さ」は聴感による評価です。初期DIOの様式美を基準にすると、90年代作は重厚さより異質さが目立つと感じる人もいます。